今、話題になっている本の事を書こうと思う。
サンフレッチェ広島に選手として在籍していた
森﨑和幸、森﨑浩司の双子の兄弟が書いて出版した本である。
広島では“ツインズ”として人気がある。
題名は「うつ白」
まさにうつ病だった告白本である。
まさか現役選手時代に二人同時に「うつ」を患っていたというのは驚きである。
二人同時というのも双子ならではの発症だったのかもしれない。
現役時代何年か休んでいた時期があったが、復帰して3連覇を成し遂げたのはすばらしいものがある。
その後もうつの症状には波があった。
先に弟の浩司氏が引退、その後、兄の和幸も選手を引退し、この本の発売となった。
自分たちがウツであることを表明したことにより、そこから解放されたのではないだろうか。
生きるということで死はだれにでも平等に訪れる。だから自分から死を選んではいけないのである。
生きる事を選んでくれた森﨑兄弟には拍手を送りたい。